NPO法人の基礎知識
最近良く耳にするようになった言葉の中に、「NPO法人」という言葉があります。NPO法人の活動拠点には、レンタルオフィスが使用される事も多いです。こちらでは、そのNPO法人の基礎知識をご紹介します。
NPO法人とは?
NPOとは=Non-for-Profit Organizationの略で「非営利団体」を意味します。通常の企業は、利用料金が必要な商品・サービスを提供し、得た利益を出資者や従業員で配分するという流れです。しかし、NPO法人は事業活動により得た利益を再分配するのではなく次期に持ち越す事が前提となります。例えば、神奈川県の農業振興の一環として野菜を作り販売、得た利益は次期活動の幅や質を高める事に活用されます。
活動の具体的事例
NPO法人として認められる活動は、20分野の内のいずれかに定められています。例えば、横浜のNPO法人が横浜ブランドの商品を製作・販売する事は、観光の振興を図る活動として認められます。他にも介護事業やスポーツ振興、障害者・子ども・女性・社会的マイノリティの人権擁護活動など様々なものがあります。こうしたNPO法人の活動拠点として、レンタルオフィスはとても便利なものです。当施設は応接室や貸し会議室、セミナールームを4部屋ご用意していますので、来客対応や講習会などにも便利です。
ボランティアとの違い
NPO法人の制度が生まれた理由の1つとして、阪神・淡路大震災を見逃す事はできません。当時は多くの方がボランティアとして参加し団体活動も活発化しました。しかし、ボランティア団体として合法的に活動するためには、資金管理や活動拠点の確保に個人の名前を使用しなければならず、活動費用の確保や系統だった組織活動に限界が生じてきたという背景があります。
法的な人格をもったNPO法人となる事で、法人団体としての登記や財産管理が可能になりました。また、団体印として活動するメンバーへ支払った報酬も給与と言う形で経費として計上する事ができるため、若者の新しい就職先として注目されています。